第13回『糖尿病患者とのちょっとしたトラウマ・・・。』

 こんにちは!理学療法士のナオです。今回は前回に引き続き、糖尿病の離床実践編です。

 とその前に、私が新人理学療法士だった時のお話。糖尿病を患っている患者を担当した際に、初回のあいさつをしていたところ「うるさい!!」と病室内に響き渡る声で怒鳴られ、サーっと病室を後にしたことがあります。

 誤解を恐れずにいうと、糖尿病患者は生活習慣が乱れていることが多々あるため、もともと運動が嫌いで人の話を聞かない場合が多い印象です。これが、離床にも大いに影響がありまして・・・。

 どういうことかというと、糖尿病の運動到達目標としては、頻度はできれば毎日、 少なくとも週に3~5回中等度の有酸素運動を20~60分間行うことが一般的には勧められています。これを動くことが嫌いな人に指導するとなると、骨が折れる作業です。

 運動の進め方は個人の基礎体力、年齢、体重、健康状態等により異なりますが、最初は歩行時間を増やす等、無理のない程度に身体活動量を増加させることより始め、段階的に運動量を増加させ、患者の嗜好に合った運動を取り入れる等、安全で運動の楽しさを実感できるように工夫することで運動継続が期待されます。場合によっては、好きな趣味や遊びを取り入れる必要があるかと思います。

 運動は実生活の中で実施可能な時間であればいつ行ってもよいですが、インスリンや経口血糖降下薬で治療を行っている場合には、低血糖になりやすい時間を避けるなどの考慮が必要です。

 もう一つ気をつけたいのが、足のケアです。傷に気づきにくく悪化しやすいと前回お伝えしましたが、これは靴のサイズを合わせたり、清潔に保ち感染を防ぐといったことでも予防可能です。網膜症で視力が低下していることも予想されるので、傷などのチェックはご家族とも協力しながら行うとより効果的かと思います。

 いかがだったでしょうか?糖尿病は生活習慣と適切な知識があれば、悪化を防ぐことが可能な疾患です。日々の努力で快適な日常を継続していきましょう。
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