第12回『糖尿病なんてよくある病気、で済まさないで!』

 こんにちは!理学療法士のナオです。今回から2回にわたり、糖尿病と離床に関しての記事を書いていこうと思います。

 糖尿病と聞いて、ドキッとした方も少なくないかもしれませんね。実際に糖尿病患者は増加の一途をたどっており、4人に1人は糖尿病ないしはその可能性を否定できないとされているようです。そのうえ、身の回りのことが自分でできる年齢の指標とされる健康寿命が、糖尿病を患うと15年も短縮されてしまうとする報告もあるようです。

 さて、糖尿病にはどんなリスクがあるでしょうか。基本となるのは血行障害で、脳、心臓、手足などの大血管から、眼の網膜、腎臓などの小血管と全身に影響が出ます。症状が悪化すると、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病性網膜症による失明、腎不全による透析導入など、著しく日常生活に悪影響をおよぼします。

 ここまで書けばわかると思いますが、糖尿病は予防が最重要です。先天的に糖尿病の場合を除き、大半は生活習慣(食事と適度な運動)に気をつけるだけで予防可能ですので、ぜひ注意してください。遺伝的な要因もあるといわれますが、家族間で食生活が似るからとの指摘もあります(父親が甘いもの好きで子供も甘いもの好き等)。

 さて、残念ながら糖尿病と診断された場合、離床に関わる身体機能面で特に注意していただきたいのは、足の病変と皮膚感覚の鈍麻です。

 足の病変は潰瘍形成などで、日常の定期的な観察で悪化がないかなどをチェックすることが重要です。神経障害も出やすいため、痛覚などが鈍くなっていることもあるため、ちょっとした傷に気づかない患者もいます。結果、傷口が悪化するまで放置してしまうことも予想されるため、特に注意が必要です。

 血糖管理はもちろんですが、自身の身体に興味を持つことは症状悪化を予防する意味で良い手段となります。次回は、実際の離床の際のポイントや、糖尿病患者の運動への促し方法をお伝えします。お楽しみに。
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