こんにちは!理学療法士のナオです。すっかり寒くなり、訪問業務をしていると雪の心配をしなければならない今日この頃ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 さて、周術期の離床でも少し触れましたが、今回から2回にわたって進行がんの離床についてお伝えしようと思います。ここでは、がんに伴う身体変化について説明します。

 昔は不治の病と言われていたがんですが、「がんの生存者」が2015年の時点では500万人を超えたと言われています。つまり、「がんは共存する時代」に突入しているともいえますね。ただし、こと在宅においては進行がん、末期がんと呼ばれる患者が多く存在しているため、離床やリハビリに苦慮されている方々も少なくないはずです。

 ご家族の誰かががんを患い、進行しているため緩和的なケアしかできない場合、症状を理解してあげることから始めると不安も少なくなると思います。

 がんの離床を目指す際に特に重要視したい症状には、痛み、骨への転移、悪液質と廃用症候群です。痛みは骨転移に伴う場合も多く、痛みが強い場合などはちょっとした衝撃や力でも骨折してしまう、病的骨折のリスクがあります。

 がんによる悪液質とは、食欲不振と進行性の異化充進に伴う全身機能低下です。簡単にいうと、栄養不良と異常なたんぱく質の分解が起きてしまい、脂肪や筋肉が落ちる状態です。芸能人ががんを告白し、久々に見かけたらものすごく痩せているといった光景をみたことがあるかもしれませんね。これに更に不活発な生活を続けると、筋力低下を助長(廃用症候群)してしまいます。

 ちなみに、がんでは吐き気などをイメージされる方もいるかも知れませんが、抗がん剤の副作用による影響も大きいため今回は割愛します。

 このように様々なリスクが考えられるため、どうしても離床しにくい印象があるかと思いますが、次回は身体機能からみたがんとの向き合い方や、実際の離床のポイントをお伝えします。お楽しみに。
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