第9回『フィジカルアセスメント③ 足がむくむのは疲れただけ、とは言い切れません!』

 こんにちは!理学療法士のナオです。フィジカルアセスメント3回目の今回は、むくみ(浮腫ともいいます)と体重に関してお伝えしていこうと思います。

 女性は気にされている方も多いかと思いますが、立ち仕事やデスクワークなどをしていると足がむくむという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 むくみというのは、簡単に言うと余分な水分が身体に溜まっている状態です。起きやすい部位としては、膝から下の部分が代表的かと思います。むくみというのは、20秒ほど指を押し込んで離した時にすぐに戻らない状態であり、簡単に確認できます。

 身体の水分や血液の移動というのは筋肉が収縮することで補っている部分があるので、同じ姿勢でいると筋肉が動く機会が失われるため足にむくみとして現れます。ごく一般的な症状であるため、健康な方であればすぐになにか手を打つ必要があるわけではないです。

 では、高齢者の場合を考えてみますが、塩分や水分の摂りすぎや栄養不足でもむくみがあらわれることがあります。ご高齢だと舌の感覚も鈍くなっており、味付けの際にしょっぱさを感じにくくなる場合があります。この場合、自覚症状なく塩分の過剰摂取をしている可能性があるので注意が必要です。また、食が細くなっての栄養不足などには高カロリー栄養飲料などで補う方法も、むくみ改善に効果的です。

 もう一つ、注意すべき要素にむくみを伴う体重増加があります。特に心臓に不安をお持ちの方(心不全など)は覚えていてほしいのですが、急なむくみの出現と体重増加は心疾患の悪化が原因の場合があります。目安としては、2日で3kgの体重増加は警戒すべきとされており、同時に排尿の回数や量が減ってくることもあります。

 離床(運動)を行う際にむくみや体重増加などの変化がある場合は、病院などで原因を確認してからの方が安心して行えるかと思います。日々の身体のチェックは離床への指標になることはもちろん、体調管理としても重要な役割を持っています。離床が逆効果にならないよう、むくみや体重にもぜひ気を向けてみましょう。

 いかがだったでしょうか?専門的な内容でもあるため難しく感じたかもしれませんが、知識があると自信にもつながっていくかと思いますので、その一助となれば幸いです。
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