第7回『フィジカルアセスメント① フィジカルアセスメントがわかると、離床も安心!』

 こんにちは!理学療法士のナオです。今回から3回にわたってフィジカルアセスメントについてお伝えしようと思います。聞きなれない言葉かもしれませんが、簡単にいうと見たり触れたり聴いたりして身体の調子を判断しましょうということです。

 在宅において身体を具体的に評価できるものは限られていますが、その中で必要な情報を得ることができれば安全に離床するための心強い指標になります。第一回目は脈拍と血圧についてお話します。

 まずは脈拍を自分で触れてみましょう。基本は橈骨動脈と呼ばれる手首の親指側(付け根付近)で触れることができますが、少し押し込むとわかりやくなります。脈拍の回数は一分間に60~80回が基本ですが、不整脈などにより個人差もありますので普段の脈拍を把握することが大事です。

 脈拍は離床(運動)すると上昇するのが一般的ですが、上がりすぎると様々なリスクがあるため注意が必要です。離床する際の脈拍の目安は%HRmax【(220-年齢)×0.7】で求めることができ、例えば70歳とすると脈拍は105回以下から始めると安全に行えます。

 次に血圧についてですが、高血圧や心疾患など血圧に不安をお持ちの方は、普段の血圧を把握する意味でも血圧計があると安心できるかと思います。目標値は135/85mmHg未満と言われていますね。

 離床前後での血圧を比較すると身体への影響がわかりやすいので、動いた直後に測定するようにしましょう。実際に離床する際の注意点ですが、血圧は脈拍と同様に身体を動かすと上昇するのが一般的です。特に収縮期血圧(135/85mmHgの場合135)を指標としますが、最初は収縮期血圧20mmHg以上上昇する運動負荷は避け慣れてきたら負荷を上げていくようにしましょう。運動に慣れていないと血圧が変動しやすくなりますので、無理せずに行ってください。

 もう一つの注意点として、起立性低血圧があります。寝起きした際にめまいを訴える方は要注意で、一時的に血圧が下がっている場合があります。これは、頭を身体より高い位置にもっていったときに心臓の力が追い付いていないと判断できますが、座位や立位を継続していくと改善していきますので自覚症状に合わせながら離床していきましょう。私の場合、座位で収縮期血圧が20mmHg以上下がる場合は座位保持を5分程度から始めるなどで様子をみることが多いです。参考にしてみてください。

 いかがだったでしょうか。次回は息切れとチアノーゼに関してお伝えします。お楽しみに。
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