こんにちは!理学療法士のナオです。突然ですが、みなさんは手術を受けたことがありますか?外傷による骨折や、がんに対する切除術など様々ですが、人生で何度も経験することはないかもしれませんね。

 医療技術の進歩で身体への負担は減っており、現在はご高齢でも手術を勧められることが増えています。ですが、せっかく手術をしても活動量が減ってしまうことで合併症に陥る方がいるのも事実です。

 一般の方にはあまり知られていない手術前後の最近の動向や、在宅復帰後に気を付ける離床のポイントなどを、2回に分けてお伝えしたいと思います。

 さて、一例として「早期胃がん」と診断され手術を勧められたとします。例えでもショックですね。

 ここで一つ大切なことがあります。それは、手術前の体力維持です。気分の落ち込みなどで、家に閉じこもりがちになることも予想されますが、散歩をするなど身体を動かすことを意識してください。

 早期胃がんは最近では約90%以上が完治可能と言われていますが、その人の体力によって術後の経過に差が出ることがあります。緊急手術ではないことがメリットであり、事前に準備ができると前向きにとらえましょう。

 手術当日はお医者様にお任せしますが、大変なのは翌日からです。

 最近の手術後離床は、手術翌日から始まるところが増えています。一見すると身体に悪そうですが、動かないことのリスクの方が多いのです。

 リスクの代表は深部静脈血栓です。これはエコノミークラス症候群とも言われ、足に血栓と呼ばれる血の固まりができ、心臓や肺の血管を詰まらせてしまう、死亡率も高い症状です。血栓は足を動かすことで予防ができるといわれています。

 もう一つは、呼吸器合併症予防です。お腹の手術などは、痛みで呼吸がしにくくなることがとても多く、痰を出すための咳を抑えてしまうなど肺炎の危険が出てきます。手術の傷の痛みを我慢してでも歩かせるのは、血栓や肺炎予防の意味合いが強いです。

 早期離床は入院期間を短くする効果もありますので、在宅復帰に向け一生懸命動きましょう。

 次回は晴れて退院となった後、在宅で気をつけるべき離床のポイントなどをお伝えしようかと思います。お楽しみに。
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