こんにちは!介護福祉士の木蓮です。もうすぐ節分ですね。今日は、そんな節分の思い出についてお話ししたいと思います。

ホームでは毎年、スタッフが鬼の役になり、入居者様に元気良く豆をまいて頂きます。肝心の鬼の役はスタッフがやるのですが、毎回のように選ばれるのは背が高くて体格のガッチリした体育会系のK君。そして今年も…。さすがに、鬼の役ばかりやらされているK君、少し嫌になってしまったのでしょうか?

「Eさん、たまには鬼の役をやってみませんか?」と、半分冗談、半分本気で尋ねてみました。

Eさんは、人を笑わせる事が大好きな、ひょうきんな一面もありましたので、Eさんならやってくれるだろうと思ったのです。

しかし、「嫌だよー。豆ぶつけられたら痛いだろー。俺はもうトシだけど、Kさん、アンタが若いんだから鬼をやりなさいよ」と、あっさり「歳の若さ」を理由に断られました。結局K君が鬼をやることになり、鬼のカツラをかぶり、おもちゃの棍棒を持ち、メイクも施しました。けれど、出来上がったK君の鬼の姿は、昔ドリフのコントで見た「雷様」の鬼のようでした。

そして準備が整い、いよいよイベント開始。K君がフロアの扉を開け、威勢よく「ガオーツ!」と叫んだ瞬間、皆が一斉に「鬼は外!福は内!」と、次々豆をぶつけていきました。ところが、その中のIさんという女性入居者様が突然泣き出してしまったのです。

「だめー!やめなさいよ!かわいそう!」と大泣きです。

Iさんには、今「節分」だという時間が、もうよく分からなくなっていて、K君が単にいじめられているように見えてしまったのでしょう。「今日は節分で、K君は鬼の役なんですよ」と一応説明はしてみましたが、やはり理解できずに泣き続けていました。そんなIさんと私を尻目に、節分大会は大盛り上がりしていました。なんだか、よく分からないうちに節分のレクリエーションは終わっていました。

レクリエーション後は、お待ちかねの豆を食べる時間。落花生ではなくて、ピーナッツチョコを食べました。あれだけ泣いていたIさんも、この時間になるとピタッと泣き止み、「あぁ。甘くて美味しいね〜!」 とニッコリ笑顔でした。節分の意味は忘れても、美味しい豆は誰よりも多く食べていました。

さて、この連載は今回で終了になります。長い間、ご愛読ありがとうございました。また機会があれば介護の現場の様子をお伝えします!
ブログ内検索
Search This Blog
ブロガープロフィール
Blogger Profile

hasegawa-kuwana

性別:
お住いの地域:
趣味:

自己紹介

HP

最新記事
New Post
カテゴリー
Category
PAGE TOP