こんにちは、介護福祉士の木蓮です。
今日は『音楽療法』のお話しをしたいと思います。
簡単に説明すると、音楽療法とは、音楽を聴いたり、歌ったり、時には演奏する事で、心が癒され、認知症改善を目指すリハビリの事です。

私の勤務していたホームでは、音楽療法という名のもとに、カラオケ大会をよく行っていました。入居者の皆さんが大好きなレクリエーションの一つです。皆さん、本当に歌が大好きな人が多いです。人前で歌うのが苦手な方は、もちろんいますが、音楽の嫌いな方は見た事がありません。
「アンタ、歌いなさいよ〜。」「○○さん、歌いなさいよ〜。」など、マイクの押し付け合いから始まりますが、最後は何故かマイクの奪い合いになっています(苦笑)。

そんな皆さんの好きな歌は、美空ひばりさんの『川の流れのように』、氷川きよしさんの『きよしのズンドコ節』、石川さゆりさんの『津軽海峡冬景色』など、やはり有名な曲が多いです。音程が多少外れていても、そこはご愛嬌。楽しめれば良いんです。みなさん、歌によっては「ハイッ!」など、合いの手を入れたり、歌の終わりには必ず拍手をします。

時々、スタッフにもマイクが回ってきます。「お姉さんも何か歌いなさいよ〜。」と、入居者様からリクエストが入りました。私は音楽が大好きですが、演歌はほとんど聴きません。困った私に「お姉さん、コレ歌ってよ。」と、リクエストは次々に入りますが、演歌ばかりでやっぱりわかりません。困った末に、私は、井上陽水さんの『少年時代』を歌いました。皆さん、残念ながらあまり知らないようでしたが、一人だけ知っている方がいました。Sさんという80代の女性の方で、横になってTVを観るのが何よりも好きな方です。カラオケ大会も「私は部屋でTV観てるわ。」と言って参加しませんでした。しかし、私の歌を聴いて、わざわざ部屋から出て来て下さりました。「この歌、私好きなんだ。もっと歌ってよ。」と、にっこり笑ってくれました。Sさんとは、正直な所、それほど親しくはありませんでしたが、この時を境に距離が縮まった気がします。

たかが歌、されど歌と言ったところでしょうか。これから、カラオケに行った時には皆さんの好きな演歌も覚えるようにしますね。
次回は、ホームの外へ出て行ってしまった入居者様のお話です。お楽しみに。
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