介護ミスによる事故

介護ミスによる事故

介護ミスによる事故はあってはならないこと。ただ細心な注意を払っていても、ちょっとしたことをきっかけに事故が起きてしまうことがあります。例えば、車椅子のブレーキやセンサーマットのスイッチの付け忘れによる転倒などが挙げられます。

なかでも介護施設で多いのは服薬ミス。介護施設には多くの高齢者が暮らしています。薬の管理は看護師が行いますが、状況によっては介護職員が薬配りを任せられることもあります。その際、看護師が薬をセッティングしたから安心と思い込んで、間違って配ってしまい、誤薬につながってしまうこともあるのです。他にも薬を落として無くしてしまった、飲んでもらうべき薬を飲ませ忘れたなどのミスも散見されます。

こうした誤薬は重大な介護事故につながります。高血圧の人が服用する降圧剤を、間違って低血圧の人に誤薬してしまった場合、急激な血圧低下が起きて様々な症状が現れ、命にかかわることもあります。

ですので、組織全体で介護ミス防止に取り組んでいかなければなりません。

介護ミスによる事故への対応

もしも介護事故を起こしてしまった場合は、利用者とその家族への対応を迅速に行うこと。まず利用者への対応としては病院への入院手配とかかりつけ医への報告です。意識不明な状態であれば、すぐに救急搬送してください。加えて、利用者の家族への連絡も不可欠です。どうしてこのような介護ミスが起きてしまったのか、いつどのような状況で起こってしまったのかなどを説明してください。この際、事故の記録が明確であるほど、今後の防止策を考えるうえで役立ちます。

また、介護事故を起こしてしまった職員のケアも大切です。誰しも介護事故を起こしたくて起こすものではありません。そのミスがきっかけで気持ちが落ち込み、それにより他の業務にも影響し、さらなるミスを起こしてしまう二重ミスが生じかねませんので、心のケアとともに適切な指導をすることが必要です。

介護ミスによる事故の予防

介護ミスを防止するためには、事故の状況を把握し、どのようなことに注意すればよかったのか、どういう対策をしていけばよいのかなどについて、職員間で話し合う場を設けることが不可欠です。

事故対策委員会を設置して組織的に取り組むことが求められます。委員会は月1回から数回開催し、「転倒・転落」「窒息」「誤薬」などの事故・ヒヤリハット事例別に検討します。事例を収集する際は、報告をしやすい環境を整備しておくことも重要です。

収集した事例は、▽分析▽要因の検証と改善策の立案▽改善策の実践と結果▽必要に応じた取り組みの改善――といったPDCAサイクルによって活用していきましょう。

また、知りうる限り、他の介護施設・事業所の事例についても取り上げることができれば、多角的に視点で改善策を考えることができます。

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