介護の現場での事故5選

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介護のプロが働いている介護現場では事故が起きない…。そう思っていても、事故が起きてしまうことがあります。足腰が弱くなった高齢者が歩行中にふらついて転倒、ベッドで寝ていた認知症の人が突然立ち上がってバランスを崩して転落など、様々な事故があります。介護現場で起こりがちな、転倒や転落、接触、異食、誤嚥の事故について、ケース別に解説します。

 

1.転倒事故

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転倒事故で多いのは、ベッドや椅子から立ち上がろうとするときにうまく足に力が入らずそのまま倒れてしまうケース。高齢になると足腰が弱くなることが要因で、ほかにも歩いているときに足がもつれたり、ちょっとした段差や物につまずいてしまうことも少なくありません。特に注意が必要なのは、職員配置が少なくなる夜間帯。夜中、高齢者がトイレに行こうとして歩き回り、寝ぼけていて足がふらつき転倒したとしても、発見が遅くなってしまうことがあります。

 

2.転落事故

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頻繁に起きるのはベッドからの転落事故。例えば、認知症の人が見当識障害を抱えていると、ベッドで寝ているのかどうか判断できなくなり、急に不安になって立ち上がろうとしたときなどにバランスを崩し、転落してしまうケースがあります。ベッド柵があったとしても、乗り越えようとして転落したり、柵のすき間に頭が挟まり大ケガをしてしまうなどの事故が起きています。ほかには、車椅子からのずり落ちも多くみられます。足腰が弱い高齢者の場合、1日中、車椅子で過ごしがちですが、時間の経過とともに臀部に違和感が生じてきて、その苦痛を取り払おうと体勢を変えようとしているうちに、ずり落ちてしまうことがあるのです。

 

3.接触事故

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高齢になると認知機能が低下しやすくなり、視野も狭くなってしまうため、歩いているときに物や人に接触して転んでケガをしてしまうことがあります。人との接触の場合、わざとぶつかったワケでなくても、何らかのトラブルが生じて喧嘩に発展して、さらにケガをしてしまうケースもあるようです。

 

4.異食事故

認知症が進むと食べ物でない物を口に入れる行為がみられます。これは脳の細胞が壊れることによって起きる中核症状と呼ばれるもので、抽象能力や判断力の低下が原因とされています。洗剤やアルコールといった誤って口に入れると危険なものは、認知症の人の手の届かないところに保管することが大切です。

 

5.誤嚥事故

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高齢になるにつれて噛む力や飲み込む力が弱くなり、食べ物を上手く食べられなくなることがあります。摂食・嚥下障害が起きると、栄養が不足して体が弱ったり、誤嚥にもつながってしまいます。誤嚥とは、食べ物や飲み物、唾液が食道を通過せずに気管に入ってしまうことをいいます。さらには、その食べ物などに含まれた細菌が肺にも入ってしまうと、誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。高齢者がかかりやすい肺炎の一つですので、注意が必要です。

 

まとめ

介護現場での事故を防ぐためには、▽高齢者本人▽介護職員▽施設環境――の3点に注意することが重要です。ポイントは、それぞれの高齢者の心身状態を把握すること。介護職員については、情報共有をしっかり行うこと。そして施設を、安全・安心に暮らせる環境に整備すること。これらの要素が複雑に絡み合って事故が起きがちなので、様々な事例をもとに検証・分析して、対策を立てていくことが求められます。

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