介護保険 基本チェックリストの活用

基本チェックリストとは

人は誰でも年を重ねれば、将来いつかは介護が必要となる可能性があります。でもできるだけ、介護を必要としないで健康に過ごしたいものですね。この介護が近い将来必要となる状態かどうか、また現時点で介護を予防することができないかは、厚生労働省が作成した基本チェックリストで確認することができます。まずはこの基本チェックリストで自分の状態を正確に診断してみましょう。基本チェックリストによって介護予防の必要性が高い方から各自治体の取り組みが開始され、介護が必要となる前に介護を予防したり、介護が必要な状態であってもできるだけ体の機能を保ちながら生活の改善を目指していくことになります。

厚生労働省が作成した基本チェックリストは主に7つの観点から構成されています。

●観点①:社会への参加の程度
●観点②:運動機能の状態
●観点③:健康を維持できる栄養が摂取できているかどうか
●観点④:食事がきちんととれる口腔機能が維持できているかどうか
●観点⑤:閉じこもり気味になっていないかどうか
●観点⑥:認知症になっている可能性はないかどうか
●観点⑦:こころの病気など、うつ病の傾向がないかどうか

次にそれぞれの観点の具体的な項目についてご紹介していきます。

●観点①:社会への参加の程度
外出の有無や家族や友人との交流があるかどうかをチェックします。例えば「バスや電車を利用して一人で外出しているか」や「日用品の買い物をしているか」「家族や友人の相談にのっているか」など。

●観点②:運動機能の状態
筋力が衰えると、活動するのが億劫になったり思わぬ転倒から寝たきりになってしまう危険があります。「階段で手すりなどをつたわることなく昇れるか」や「15分以上継続して歩くことができるか」「1年のうちに転んだ経験はあるか」「転倒したらどうしようと不安になることはあるか」といった運動機能に関するチェック項目があります。

●観点③:健康を維持できる栄養が摂取できているかどうか
健康を維持できる栄養が摂取できているかどうかを確かめるチェック項目となっています。例えば「半年以内に3キロ以上の体重が減少していないか」や「BMI指数が18.5未満かどうか」など。

●観点④:食事がきちんととれる口腔機能が維持できているかどうか
健康を維持するために欠かせない口腔機能が維持できているかどうかを確かめるチェック項目となっています。例えば「飲み物などでむせることがあるか」や「口の渇きが気になるか」など。口腔機能が低下すると食事や飲み物の摂取が難しくなり低栄養状態になったり、肺炎などの病気にもなりやすくなります。口腔機能を維持することも、介護予防に必要な観点なのです。

●観点⑤:閉じこもり気味になっていないかどうか
「週に1回以上外出の機会があるか」などの項目があり、閉じこもり気味になっていないかどうかを確かめます。家の中に閉じこもりがちになると、日常の活動量が低下し筋肉が衰えたり、うつ病や認知症にもなりやすくなります。

●観点⑥:認知症になっている可能性はないかどうか
「今日が何月何日かわからないときがあるか」「周囲の人からいつも同じことばかり聞く」「物忘れの傾向を指摘されたことがあるか」などの項目があり、認知症になっているかどうかを確かめられます。

●観点⑦:こころの病気など、うつ病の傾向がないかどうか
うつ病の傾向がないかどうかを確かめるチェック項目となっています。例えば「最近楽しいことがなくなったと感じるか」や「最近自分が役に立たないと感じるか」「最近理由も無く疲れを感じるか」など。うつ病になると、日常の活動が低下し体の機能が衰えるだけでなく、自殺の危険もあります。もしうつ病の傾向を感じたら、早めに相談することが大切です。

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