介護療養型医療施設とは

介護療養型医療施設の基本情報と特徴

介護療養型医療施設とは、比較的重度の要介護者に対し、充実した医療処置とリハビリを提供する施設で、いわゆる介護サービスを提供する病院や診療所のようなものです。そもそも、介護療養型医療施設では、要介護認定を受けた人が入院するところという位置付けであり、一時的なものを想定しています。しかし、退院をしても戻る場所がないなどの理由で、医療機関がそのまま受け入れている状況があり、現在は、医療や看護を必要としない入居者が多く占めています。

介護療養型医療施設は、長期的な医療コストや社会保障費の圧迫などの理由により、厚生労働省により廃止の方向で、通常の老健より医療面に充実した「新型老健」と言われる新しい介護施設への転換が予定されています。

しかしながら、受け皿となる介護の施設などの整備が進んでいない現状もあって、特別養護老人ホームや介護老人保健施設への患者の転床は遅々として進んでいません。新設はできませんので、自然となくなることを見込んでいると想定されています。なお、医療が本格的に必要な場合には、一般病床などへの転床となって治療に専念することになっています。

介護療養型医療施設のメリット・デメリット

介護療養型医療施設では、いわゆる社会的入院患者を受け入れることで、行き場のない・社会でいる場所がない人の受け皿となっている現実があります。社会入院とは、医学的には入院の必要がなく、在宅での療養が可能であるにもかかわらず、ケアの担い手がいないなど家庭の事情や引き取り拒否により、病院で生活をしている状態のことを意味します。

社会的入院患者のなかには、この介護療養型医療施設がなくなることは避けてほしいと考えている人が少なくありません。すなわち、社会にとってまだなくてはならない存在だと言えるところです。

しかしながら、デメリットとしては、この介護療養型医療施設はあくまで医療機関なのですから、ここを利用している間は医療費が発生するということです。特に自己負担・患者負担が発生しない場合には、残りは税金などの公的負担で賄われることとなってきます。すなわち、年々膨張し続ける医療費の削減を進めるためには、この介護療養型医療施設の廃止の方向性は変えられないというわけです。

特別養護老人ホームなどであれば、自己負担が必ず発生し、また介護療養型医療施設に比較してもその費用は割安です。医療から介護へと切り替えていくことで、膨張し続ける政府の医療費に歯止めをかけることに繋がります。なお、介護療養型医療施設の利用は要介護1以上ですが、要介護認定を受けない場合など、要介護1以上の該当でないときには、療養病床への入院という対応になってきます。

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